深海と名水が生む旨い魚を沼津・三島で食べ歩き

「おいしい寿司が食べたくて沼津に行ってきたよ」
そんな話をときどき友人から聞きます。東京や名古屋からなら、新幹線経由でも東名経由でも、
2時間ほど。沼津はうまい魚目当ての小旅行にちょうどいい距離です。
 まずは沼津港の魚市場へ。港には駿河湾内と伊豆近海の魚介が揚がります。キンメや桜エビ
も無論いいけれど、ここのオススメは深海魚です。駿河湾は2500メートルと日本最深。この
海から揚がるメヒカリ、メギス、深海エビ、デンといった、ふだんお目にかからない深海魚が
浜焼きやフライ、唐揚げなどであれこれ楽しめるのです。
 ついでにお隣の三島へ立ち寄れば、富士山の伏流水が一日100トンも湧きだす柿田川湧水群
があります。仕入れたウナギを名水に泳がせてエサを吐かせ、臭みや余分な脂肪を落として焼
く(らしい)鰻屋の老舗も三島大社や伊豆箱根鉄道「三島広小路」駅周辺にたくさん。
 早起きしてでかければ、沼津で深海魚や海鮮丼の朝ご飯。大きく見える富士山を眺めながら、
湧水の湿地帯をノンビリ散歩して、遅めの昼に三島で鰻丼。一度お出かけあれ。
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# by retrosketcher | 2016-08-21 10:36 | Comments(0)

杜の都仙台で横丁散歩

 杜の都仙台は、戦災復興区画整理が中心街で大規模に行われたために、整然とした街の
雰囲気があります。仙台城跡のある青葉山公園をはじめ、定禅寺通や青葉通の並木の美し
さも印象的。しかしそんな街にも、戦前・戦後から続く猥雑で懐かしい風情の横丁がけっ
こう残っています。
 「文化横丁」もその一つ。二本の路地をつないで新旧の飲み屋や洋食、中華の店が軒を
連ね、火ともし頃になれば、勤め帰りのサラリーマンで連日賑わいます。通り一本隔てて
「壱弐参横丁」もあって、こちらは飲み屋に青果や精肉、雑貨店が入り交じり、大型スー
パー誕生以前の昭和30年代そのまま。共同トイレもあるレトロぶり。
「杜の都」は、緑だけでなく横丁の多彩さも全国トップクラスです。

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# by retrosketcher | 2016-08-20 15:08 | Comments(0)

オシャレ神戸に昭和の迷宮あり

 大正〜昭和初期のビルが風格あるまち並みを形成する神戸元町の
旧居留地は、ブランドショップが軒を連ねて洒落た雰囲気が漂って
おります。
 しかし、路地裏散歩オジサンは、同じ元町でもJR高架下へ。目当
ては元町〜神戸駅間に延々と約1km続く昭和の商店街「モトコー」
です。
 幅2mほどの通路を挟んでひしめくのは、開運宝石店から、バッ
タ屋、船専門の模型店、格闘技道場、メリヤス肌着の店まで、もう
何でもあり。「神戸」駅に近づくに連れて、通路はトンネルのよう
に薄暗く怪しい雰囲気に。そんな中で見つけたのは何とワープロ専
門店! 東芝Rupoや富士通Oasysが勢ぞろいときた。「売れるんで
すか?」「パソコン教室で挫折した人が買うんですわ」。ホンマか
いな。
 闇市から始まった「モトコー」。空襲も21年前の震災も乗り越え、
周回遅れでたくましく生きてます。

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# by retrosketcher | 2016-06-05 23:43 | Comments(0)

梅田にしぶとく生き残る食い倒れ横丁

 JRの大阪駅周辺では、再開発やビルの改築で新風景が次々と生まれています。
そんな中、十年一日、いや40〜50年変わらない風景もあります。
 JRから阪急「梅田」駅へ向かう道筋に広がる「新梅田食道街」がそれ。「新」
というわりに開業は昭和25年。旧国鉄退職者の救済事業として始まった飲食店
街は、たこ焼き、洋食、餃子、お好み焼きと、くいだおれ大阪の王道メニュー
がそろい踏み。
 ガード下なのに2階があるため天井は低く、迷路のように入り組んだ通路に
小さな店が200ほどもひしめいていますが、この狭さがかえっていい。横丁気
分を盛り上げてくれます。
 「こないだ豊中でお見掛けしました」「ホンマ? あんたも豊中なん?」。
洋食屋でウエイトレスに声を掛けられたオッサンが、スポーツ紙たたんでニッ
コリ。ここは、都会暮らしの庶民のお腹と心を満たすまちです。

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# by retrosketcher | 2016-06-05 10:50 | Comments(0)